History -東西産業貿易の歴史-
東西産業貿易は3名の若者たちによって設立された。
法政大学を卒業、終戦後すぐに輸入貿易の商社を興した社長の坂本伸夫。
その友人で慈恵医大出身の精神科医にして英字新聞の編集者でもあった後藤公平。
そして伸夫の実弟で東京農大出身の開発技術者・坂本伸明である。
70年近くにおよぶ歴史は、伸明が養鶏業を志す技術系陸軍将校と
初生雛の雌雄鑑別機を共同開発したことから始まる。
戦後日本からいち早く海外ビジネスを
見据えた、カリスマ創業者。
初代代表取締役社長
坂本 伸夫
在任期間/
1953年(昭和28年) - 1980年(昭和55年)
食品流通業界の大きな変化
スーパーマーケットが出現し、テレビCMが注目を
集め始め、日本は大量消費社会を迎える事になる。
大量生産、大量販売を可能にするシステムの構築が
急務とされ、食生活の合理化が求められていった。
同時に製造業、問屋業、小売業などに分類される
食品流通業界も形成されていく。
食卓は“ちゃぶ台”から“テーブル”へ
ちゃぶ台を囲む一家団欒の食事風景は
1955年(昭和30年)頃までは当たり前だったが、
1956年に住宅公団が初の入居者募集を開始し、
2DKに象徴される団地が登場した。
台所と食堂が一つになった
ダイニングキッチンが、庶民の憧れの的となる。
食卓は“ちゃぶ台”から“テーブル”へ
ちゃぶ台を囲む一家団欒の食事風景は
1955年(昭和30年)頃までは当たり前だったが、
1956年に住宅公団が初の入居者募集を開始し、
2DKに象徴される団地が登場した。
台所と食堂が一つになった
ダイニングキッチンが、庶民の憧れの的となる。
-
1953(昭和28年) 世界24ヶ国で特許を取得した
雛鶏の雌雄鑑別機の開発と共に設立。資本金100万円。
当時、海外には雛鑑別師がほとんどおらず、
そこにビジネスチャンスを見出しての海外戦略だった。- ●菊田一夫原作「君の名は」NHKラジオ放送で大ヒット
- ●テレビ放送開始
- ●セルフサービス型のスーパーマーケット日本初登場
- ●国内卵価(1kg)224円 ※大卒初任給が約8~9千円
-
1955-56(昭和30-31年) 米国資金によるベトナム復興援助計画に基づき、
初生雛(種用を含む)100万羽、兎2,000羽、豚6,000頭を輸出。
航空機による初生雛輸送は戦前戦後を通じわが国の最多記録となり、
ここからベトナムの畜産業が発展していく。- ●日本は高度成長期へ。白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫が“三種の神器”と呼ばれる
- ●欧米式のブロイラー(鶏)の大量飼育が開始される
- ●鶏卵生産量36万トン
- ●福井県の農事試験場で「コシヒカリ」の育成に成功
食のブーム/新商品
前田製菓ランチクラッカー
協同乳業ホームランバー
-
1958(昭和30-31年)
- ●初のインスタントラーメン『チキンラーメン』(35円)が日清食品から発売。翌年には6千万食、2年後には1日120万食が生産された。すぐに値下げで30円に。
- ●朝日麦酒が日本初の缶ビール発売。
- ●東京飲料(現東京コカ・コーラボトラーズ)『ファンタオレンジ/グレープ』発売。
- ●メリーチョコレート、初のバレンタイン用チョコレート発売。
- ●レタス、セロリ、カリフラワーなどの西洋野菜の需要が増える。
- ●キユーピー『フレンチドレッシング』発売。初の市販ドレッシング。
脂肪・タンパク質を大量に摂取する欧米型食生活、また、洋風の調理方法が普及する
女性の社会進出、晩婚化傾向などの世相を背景に、簡単調理へのニーズは高まった。大手食品メーカーが冷凍食品市場に参入し、冷凍食品が普及、拡大していく。また、食品加工技術が進化し、ラーメン、スープ、カレー、シチュー、各種調味料、ドレッシングソース、コーヒー、ジュース、プリンなどが、次々にインスタント化されていく。
-
1960(昭和35年) 米国より著名ブロイラー専用種鶏数系統を輸入、試験飼育開始。当時は国内に食用鶏が存在していなかったため、消費拡大を見込んでの導入。
- ●日本の人口94,300,000人に
- ●京葉道路の江戸川区一之江・船橋間開通
- ●日本航空ジェット機就航
食のブーム/新商品
森永製菓、初の国産インスタントコーヒー発売
ハウス印度カレー
丸美屋のりたま
森永インスタントコーヒー
-
1961(昭和36年) 米国より当時比較的飼いやすいといわれていたピルチ種鶏の導入開始。“故障しない機械づくり”で業界トップだった米国ビッグダッチマン社製品の輸入販売を開始。
- ●大鵬、柏戸が史上最年少横綱に。経済報告で子どもたちの好きなものとして「巨人・大鵬・卵焼き」が挙げられる。
- ●ソ連のガガーリンが 人類初の宇宙飛行。「地球は青かった」
- ●コカ・コーラ輸入自由化
食のブーム/新商品
明治マーブルチョコレート
森永エンゼルパイ/クリープ
-
1962(昭和37年) 米国よりバブコック種鶏の導入開始。当時の「経済能力検定」において優れた産卵能力を示し、抗病性も高いハイブリッド改良種だったのがバブコック。
- ●国産旅客機YS-11誕生
- ●首都高速1号線開通
- ●東京都1,000万人都市へ
- ●『コカ・コーラ』全国発売
食のブーム/新商品
明治アーモンドチョコレート
きゅうりのキューちゃん
大正製薬リポビタンD
-
1963(昭和38年) 日本ビッグダッチマン株式会社を設立。同社製品の国産化とともに、本国からの駐在技術者の下でメンテナンスなども行う。名古屋営業所を開設、資本金2,000万円に増資、本社を互助会ビルに移転。
- ●坂本九の「上を向いて歩こう」が「スキヤキ」として米国でも大ヒット
- ●ボウリングブーム
- ●卵価安定基金設立
- ●砂糖とバナナの輸入自由化
食のブーム/新商品
サントリービール発売
ハウスバーモントカレー
ケロッグコーンフレーク
日清焼そば/ナボナ
-
1964(昭和39年) 広島営業所、福岡営業所を開設。
- ●第18回オリンピック競技大会が東京で開催
- ●東海道新幹線開通
- ●電子レンジ登場
- ●「外食」が庶民の生活にも根付く
食のブーム/新商品
カルビーかっぱえびせん/不二家ネクター
-
1965(昭和40年) 資本金4,000万円に増資、専用倉庫設置(川口市)。
米国ピルチ原種農場と原種鶏導入に関する長期契約締結。原種鶏(GP=グランド・ペアレント) とは、一般的に取引される種鶏(PS=ペアレント・ストック)の親の世代にあたる。- ●いざなぎ景気(高度経済成長時代の好景気)本格化
- ●日本が国連安保理の不常任理事国へ
- ●エレキギターブーム
食のブーム/新商品
大塚オロナミンCドリンク
カバヤジューC
-
1966(昭和41年) 米国バブコック原種農場と原種鶏導入に関する長期契約締結。
関連会社株式会社日本ピルチ原種農場設立。
三重県員弁郡大安町にピルチ原種農場(現・大安農場)を開設。- ●日本の人口が1億人を突破
- ●ザ・ビートルズ来日公演
食のブーム/新商品
グリコポッキーチョコレート
サンヨー食品サッポロ一番しょうゆ味
亀田製菓柿の種
-
1967(昭和42年) 仙台営業所を開設。
関連会社・株式会社 岩瀬農場(現・岩瀬ファーム)を設立。
採卵能力が優秀だったバブコックの原種鶏飼育が目的。羽田空港に近く初生雛が空輸しやすいなどの好立地から同地が選ばれた。- ●ミニスカートで一世を風靡したツィッギーが来日
- ●飼料安定基金設立
- ●初の回転寿司「元禄寿司」が開店
食のブーム/新商品
立ち食いソバ屋人気。スタンド式飲食店広まる
嘘つき食品の問題化
食用色素の使用禁止
-
1968(昭和43年) 米国ビッグダッチマン社と技術援助契約締結。
- ●川端康成がノーベル文学賞受賞
食のブーム/新商品
大塚食品、初のレトルト食品「ボンカレー」発売
レトルト食品ブーム始まる
明治カール
-
1969(昭和44年) 三重県一志郡一志町(現・津市)に一志農場を開設。
三重県は日本列島の中央に位置するため、全国に種鶏を輸送するのに有利と判断したため。- ●アポロ11号が月面着陸に成功
- ●東名高速道路完成
- ●2ドア式冷凍冷蔵庫発売
- ●酒類輸入自由化(バーボン、ブランデーなど)
- ●自主流通米制度発足
- ●飲食業の資本自由化
食のブーム/新商品
明治アポロチョコ
UCCコーヒーミルク入り
ファミレスやファーストフードの普及で、
外食は身近なものへ。1969年に国内への外貨資本の参入が自由化され、70年代には米国からケンタッキーフライドチキンやマクドナルドといった外食企業が上陸し、大手のファミレスやファーストフード店も開業する。
それまで、洋風の外食はホテルやデパートなどでの非日常的な“贅沢な食事”であったが、飲食店が大都市から全国へと広がるにつれ、身近なものへと定着していった。
また、現在ではファーストフードなどの影響で当たり前となっている“立ち食い”が、この時代から普及する。-
1970(昭和45年)
- ●新合成甘味料開発。
- ●ケンタッキーフライドチキン大阪万博に初登場。11月には名古屋に1号店。
- ●ダンキンドーナツ1号店が銀座に。
- ●自動販売機が100万台を突破。10年前の100倍に。日本自動販売機工業会調べ。
- ●カドミウムによる汚染米が問題化。
-
1971(昭和46年)
- ●日清食品、初のカップ麺『カップヌードル』発売。
- ●マクドナルド1号店が銀座三越の1階にオープン。1個80円で1日の売り上げは100万円を記録した。
- ●ミスタードーナツ1号店が大阪府箕面市に。
- ●象印マホービン、電子ジャー発売。
- ●ヱビスビール復活。
- ●ワインブーム始まる。しかし単なるブームに終わらず以後着実に需要を伸ばす。
- ●グレープフルーツなど20品目の輸入自由化。
-
1972(昭和47年) 鹿児島営業所を開設。
- ●沖縄返還、沖縄県発足
- ●当時の田中角栄首相が「列島改造論」発表
- ●中国国交正常化に伴い上野動物園にパンダ寄贈
- ●冷蔵庫の普及率97%。
-
1973(昭和48年) 岩瀬農場(現・岩瀬ファーム)を株式会社日本バブコック原種農場と改称。
オランダ・ステッヒマン社と業務提携。
日本政府の食肉加工品輸入自由化に伴いハムなど食肉加工品の輸入を本格化。- ●第一次オイルショック
- ●円変動相場制へ移行
食のブーム/新商品
輸入ワイン/アイスクリーム
トマトジュース ヒット
浅田飴シュガーカット
-
1974(昭和49年) 資本金6,500万円に増資。
- ●炭鉱の閉鎖進む。長崎県・端島 (通称:軍艦島)も無人島に
- ●セブンイレブン日本1号店オープン
- ●長嶋茂雄選手が現役を引退
-
1975(昭和50年) 関連会社東西マシン株式会社設立。
- ●沖縄国際海洋博開催
- ●ベトナム戦争終結
- ●第1回先進国首脳会議(サミット)フランスで開催
- ●外食産業市場規模10兆円台突破
食のブーム/新商品
カルビーポテトチップス発売
紅茶キノコ大流行/ペヤングソースやきそば
明治きのこの山/森永ハイチュウ
森永カリンチョ
-
1976(昭和51年) 資本金1億3,000万円に増資。
- ●モントリオール冬季五輪においてナディア・コマネチが10点満点連発
- ●ロッキード事件
食のブーム/新商品
たい焼きブーム
ヤマザキナビスコチップスター
明治ポポロン
-
1978(昭和53年) 米国イントラコ社(INTRACO)と総代理店契約締結、同社のケーブルベイ自動給餌システム機器類の輸入販売を開始。
米国ジェニー・オーフーズ(JENNIE-O Foods)社と総代理店契約締結。
同社の各種ターキー加工品の輸入販売を開始。- ●新東京国際空港(成田国際空港) 開港
- ●円高進み1ドル200円台に
- ●映画「サタデーナイトフィーバー」の大ヒットでディスコブーム到来
- ●牛肉・オレンジ輸入枠拡大
食のブーム/新商品
千円ワイン発売でワインブーム
自然食品,無添加食品ブーム
ハウスとんがりコーン
東洋水産赤いきつねと緑のたぬき
-
1979(昭和54年)
- ●電子レンジ普及率30%超える。
-
1980(昭和55年)
- ●大塚製薬『ポカリスエット』発売。スポーツドリンクブーム。
- ●カルシウム添加食品次々登場。
- ●日本の食品輸入額が3兆3883億円で世界第1位になる。
試練を発展へと転換し、
バトンを繋いだ技術系経営者。
第二代代表取締役社長
坂本 伸明
在任期間/
1981年(昭和56年) - 1998年(平成10年)
食のグローバル化・グルメブームの到来。
1980年代は“飽食の時代”と言われ、空前のグルメブームが巻き起こった。60〜70年代にフランスで修業したシェフが帰国し、レストランを続々とオープンさせ、フランス料理ブームが起きる。その後も、エスニック、飲茶、激辛、といったヨーロッパやアジア料理のブームを経て、88年頃からの“イタメシ”ブームにつながっていく。
男性誌でもグルメ特集記事が組まれるなど80年代の食は“ファッション”であり、人々は“情報”で食を楽しんだ。
-
1982(昭和57年) 株式会社 日本ピルチ原種農場合併。
資本金1億3,500万円に増資。
茨城県石岡市に専用倉庫を設置。
この頃アメリカ製品に代わりドイツ・ビッグ ダッチマン社製の直立多段ケージに着目、画期的な自動化システムは大きなブームとなる。石岡倉庫設置はその在庫管理のため。- ●東北新幹線・上越新幹線開業
- ●カード式公衆電話・テレホンカード登場
食のブーム/新商品
ビタミン・健康食品
(小麦胚芽油・豆乳・ビタミンEなど)ブームすり身を使った「もどき食品」が300億円市場に。
-
1985(昭和60年) イスラエル タマプラスチック・インダストリー社のプレスチックネスト(産卵・集卵システム)の輸入販売を開始。
- ●科学万博つくば85開催
- ●NTTが初期携帯電話「ショルダーフォン」を発売
- ●ペットボトル登場
- ●国内卵価(1kg)271円
食のブーム/新商品
激辛ブーム(ラーメン・スナックなど)
和食,和食店が人気
チョコレート市場にバレンタインデー定着
ビックリマンチョコ/明治いも作くん
カネボウフーズハンコください!!
-
1986(昭和61年) 宮崎営業所を開設。
- ●チャールズ皇太子ダイアナ妃来日
食のブーム/新商品
グルメブーム到来
麦芽100%ビールのブーム
高級日本酒(吟醸酒生酒)が人気
第一三共リゲイン
サントリーフーズハチミツレモン
-
1988(昭和63年) 札幌事務所を開設。
- ●青函トンネル開通
- ●ソウルオリンピック
- ●GATT理事会農産物8品目自由化へ
- ●産業捕鯨全面禁止
食のブーム/新商品
森永ぬーぼー/ケンちゃんラーメン
-
1989(昭和64年) 水産物の輸入販売を開始。
- ●昭和天皇崩御、新元号は「平成」に
- ●ゲームボーイ発売
- ●渋カジ流行
- ●ベルリンの壁崩壊
食のブーム/新商品
イタめしブーム。
翌年にはティラミスが大ヒットし、
スイーツ戦国時代へ。輸入牛肉自由化開始
エコマークの商品スタート
はちみつレモン爆発的ヒット
ビタミン剤リゲインヒット
サントリーフーズ鉄骨飲料
永谷園おとなのふりかけ
森永ICE BOX
大塚ベバレジジャワティストレート
“自分へのご褒美”としてのグルメ、
“簡単志向”の加速
男女雇用機会均等法などがきっかけとなり、働く女性が増えた時代。自由な時間と財布を持つ女性の層が厚くなったことで女性主導の流行が起きた。
一日の終わりに“自分へのご褒美”として、好きなスイーツや酒、おいしい食事を摂ることで仕事の疲れを癒そうと考える女性たちの新しい価値観が男性にも影響を与え、流行を牽引する。
また、家事に費やす時間の短縮が時代のニーズとなり、簡単志向が叫ばれるように。中食市場が発展し、冷凍食品やレトルト食品、インスタント食品へのニーズが加速する。
-
1993(平成5年) ホーメル社と総代理店契約締結。
同社の各種ハム・ソーセージ・ベーコンの輸入販売を開始。
株式会社日本バブコック原種農場合併。- ●徳仁皇太子、雅子さま御成婚
- ●サッカー「Jリーグ」開幕
- ●バブル崩壊
食のブーム/新商品
ナタ・デ・ココヒット
キャロット飲料ヒット
大塚製薬エネルゲン
-
1994(平成6年) 資本金2億8,704万円に増資。
八戸出張所を開設。- ●リレハンメル五輪ノルディック複合団体で日本が連覇
- ●関西国際空港開港
- ●向井千秋さん宇宙へ
- ●平成の米騒動勃発(タイ米ブーム)
- ●米産リンゴ輸入解禁
- ●円高で生鮮野菜の輸入急増
食のブーム/新商品
森永製菓ウイダーinゼリー
ロッテトッポ/湖池屋ドンタコス
キリンきりり/森永乳業パンナ・コッタ
新卒入社からトップへ
パブリックカンパニーを推進した改革者。
第三代代表取締役社長
村田 良樹
在任期間/
1999年(平成11年) - 2014年(平成26年)
食への不信、手作り料理への回帰
2000年代は食中毒や食品偽装など、食の安全性を考えさせられる事件が相次ぎ、家庭の味が見直されるきっかけになった。
食材の成分や栄養分などに注目が集まり、食生活に自然素材を活用する流れから様々な素材がブームとなるなど、健康への意識、スローフードへの意識が高まる。
インターネットでは、グルメサイト、レシピサイトが盛り上がりを見せる一方、Amebaブログ・ブロガーの台頭で“いただきますの前に写真を撮る”がこの頃から始まるようになる。
-
2001(平成13年) 仏・ボラベン社のターキー加工品の輸入開始。前年の2000年に米国で大規模な鳥インフルエンザが発生。ターキーの輸入代替企業として辿り着いたのがボラベン社である。以降リスクヘッジのため、同一のレシピで製造可能な海外の優良企業数社と契約。
- ●21世紀が幕開け
- ●大阪「USJ」開園
- ●東京ディズニーシーオープン
食のブーム/新商品
健康関連番組が火付け役となり
「寒天」や「黒酢」が食トレンドにランクイン。
番組で紹介されると毎週のように
スーパーマーケットでの売り切れが相次ぐ -
2006(平成18年) 東西マシン株式会社合併。
- ●モバイルSuicaサービス開始
- ●任天堂がWii発売
食のブーム/新商品
サントリーフーズ黒烏龍茶
生キャラメル
クリスピー・クリーム・ドーナツ
-
2007(平成19年) 九州営業所を移転。
- ●第1回東京マラソン開催
- ●郵政民営化スタート
食のブーム/新商品
セブンプレミアム
-
2008(平成20年) 九州営業所(現 熊本営業所)に商品展示場を開設。
- ●アップル「iPhone 3G」発売
- ●北海道洞爺湖サミット開催
- ●リーマン・ショック
“映える”がもう一つの食の概念に
スマートフォンが浸透し、情報配信のプラットフォームはブログからSNSに移った。料理は“まず撮影してから食べる”ことが当たり前の光景となる。食は単に味を愉しむだけでなく、視覚的に“映えるか”が重要な軸となり、色々なSNSによって画像や動画が即時拡散され、その反応も含めて愉しむものとなった。
-
2010(平成22年) 仏・ノボジェン社と総合代理店契約を締結、種鶏の導入開始。ノボジェン社はEU諸国をはじめ世界各国で種鶏が導入されている期待の新興育種企業である。
- ●小惑星探査機はやぶさ帰還
- ●東北新幹線全線開業
食のブーム/新商品
食の安全やオーガニックへの注目から、
スローフード、カフェ飯と呼ばれる
ワンプレートごはんが流行。iPhone発売やパンケーキ大ブームなどの影響から
「いただきます」の前に写真を撮る文化が定着。エスビー食べるラー油
ローソンプレミアムロールケーキ
午後の紅茶エスプレッソティー
サントリーオールフリー
ロッテザクリッチ/ストライド
-
2013(平成25年) 岩瀬ファームに太陽光発電設備を設置。
同ファームではすでに循環型農業への取り組みも開始。環境に配慮した畜産業・農業のモデルケース構築を目指している。- ●富士山が世界文化遺産に登録
食のブーム/新商品
高級料理の低価格
立ち飲みスタイル
コンビニコーヒー競争激化
パイナップルケーキブーム
コンビニコーヒー/果莉那-Carina-
エッグベネディクト/グラノーラ
ハチミツみそ/ヘルシアコーヒー
金の食パン/俺のフレンチ・イタリアン
無印商品のバターチキンカレー
原宿ポップコーンブーム
-
2014(平成26年) 旭川営業所、大阪営業所を開設。
中部営業所開設(現・三重営業所)。
大安農場に太陽光発電設備を設置。- ●ソフトバンクが人型ロボット発表
- ●ソチ五輪フィギュアで羽生結弦が金メダル
- ●「あべのハルカス」が全面開業
食のブーム/新商品
Instagram「インスタ映え」
が食トレンドの1つの軸に。グラノーラブーム
熟成肉ブーム
吉野家牛すき鍋膳/伊右衛門 特茶
大人向けお菓子(大人向けキットカット、
ポッキー、きのこの山、
たけのこの里、チョコボールなど)プレミアムスイーツ/ビスケットサンド
グローバルな感性でIT時代の養鶏畜産業を拓く、
国際派ニューリーダー。
第四代代表取締役社長
槇 章介
在任期間/
2015年(平成27年) - 2020年(令和2年)
-
2016(平成28年) 大阪営業所を移転。
- ●ポケモンGOが世界各国で一大ブーム
- ●オバマ米大統領が広島を初訪問
食のブーム/新商品
クロナッツ/プレミアムチーズケーキ
ワッフルパンケーキ/コールドブリューコーヒー
ティラティス/名古屋飯
グルメバーガー/乳酸菌ショコラ
-
2017(平成29年) 福岡営業所を開設。
- ●桐生祥秀が陸上100mで日本人初の9秒台達成
- ●上野動物園でパンダ「シャンシャン」誕生
食のブーム/新商品
甘酒/ハイカカオチョコレート
チーズタッカルビ/明治 ザ・チョコレート
クラフトボス/コイケヤPRIDE POTATO
ロールアイス/カップケーキ
和スイーツ/日清カレーメシ
-
2020(令和2年) 石岡に新倉庫を設置
History -東西産業貿易の歴史-
東西産業貿易は3名の若者たちによって設立された。
法政大学を卒業、終戦後すぐに輸入貿易の商社を興した社長の坂本伸夫。
その友人で慈恵医大出身の精神科医にして英字新聞の編集者でもあった後藤公平。
そして伸夫の実弟で東京農大出身の開発技術者・坂本伸明である。
70年近くにおよぶ歴史は、伸明が養鶏業を志す技術系陸軍将校と
初生雛の雌雄鑑別機を共同開発したことから始まる。
戦後日本からいち早く海外ビジネスを見据えた、カリスマ創業者。
初代代表取締役社長
坂本 伸夫
Nobuo Sakamoto
在任期間/1953年(昭和28年) – 1980年(昭和55年)
食品流通業界の大きな変化
スーパーマーケットが出現し、テレビCMが注目を集め始め、日本は大量消費社会を迎える事になる。大量生産、大量販売を可能にするシステムの構築が急務とされ、食生活の合理化が求められていった。同時に製造業、問屋業、小売業などに分類される食品流通業界も形成されていく。
食卓は“ちゃぶ台”から“テーブル”へ
ちゃぶ台を囲む一家団欒の食事風景は1955年(昭和30年)頃までは当たり前だったが、1956年に住宅公団が初の入居者募集を開始し、2DKに象徴される団地が登場した。台所と食堂が一つになったダイニングキッチンが、庶民の憧れの的となる。
1953(昭和28年)
世界24ヶ国で特許を取得した雛鶏の雌雄鑑別機の開発と共に設立。資本金100万円。当時、海外には雛鑑別師がほとんどおらず、そこにビジネスチャンスを見出しての海外戦略だった。
●菊田一夫原作「君の名は」NHKラジオ放送で大ヒット
●テレビ放送開始
●セルフサービス型のスーパーマーケット日本初登場
●国内卵価(1kg)224円 ※大卒初任給が約8~9千円
1955-56(昭和30-31年)
米国資金によるベトナム復興援助計画に基づき、初生雛(種用を含む)100万羽、兎2,000羽、豚6,000頭を輸出。航空機による初生雛輸送は戦前戦後を通じわが国の最多記録となり、ここからベトナムの畜産業が発展していく。
●日本は高度成長期へ。白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫が“三種の神器”と呼ばれる
●欧米式のブロイラー(鶏)の大量飼育が開始される
●鶏卵生産量36万トン
●福井県の農事試験場で「コシヒカリ」の育成に成功
食のブーム/新商品
前田製菓ランチクラッカー
協同乳業ホームランバー
1958(昭和30-31年)
●初のインスタントラーメン『チキンラーメン』(35円)が日清食品から発売。翌年には6千万食、2年後には1日120万食が生産された。すぐに値下げで30円に。
●朝日麦酒が日本初の缶ビール発売。
●東京飲料(現東京コカ・コーラボトラーズ)『ファンタオレンジ/グレープ』発売。
●メリーチョコレート、初のバレンタイン用チョコレート発売。
●レタス、セロリ、カリフラワーなどの西洋野菜の需要が増える。
●キユーピー『フレンチドレッシング』発売。初の市販ドレッシング。
脂肪・タンパク質を大量に摂取する欧米型食生活、また、洋風の調理方法が普及する
女性の社会進出、晩婚化傾向などの世相を背景に、簡単調理へのニーズは高まった。大手食品メーカーが冷凍食品市場に参入し、冷凍食品が普及、拡大していく。また、食品加工技術が進化し、ラーメン、スープ、カレー、シチュー、各種調味料、ドレッシングソース、コーヒー、ジュース、プリンなどが、次々にインスタント化されていく。
1960(昭和35年)
米国より著名ブロイラー専用種鶏数系統を輸入、試験飼育開始。当時は国内に食用鶏が存在していなかったため、消費拡大を見込んでの導入。
●日本の人口94,300,000人に
●京葉道路の江戸川区一之江・船橋間開通
●日本航空ジェット機就航
食のブーム/新商品
森永製菓、初の国産インスタントコーヒー発売
ハウス印度カレー
丸美屋のりたま
森永インスタントコーヒー
1961(昭和36年)
米国より当時比較的飼いやすいといわれていたピルチ種鶏の導入開始。“故障しない機械づくり”で業界トップだった米国ビッグダッチマン社製品の輸入販売を開始。
●大鵬、柏戸が史上最年少横綱に。経済報告で子どもたちの好きなものとして「巨人・大鵬・卵焼き」が挙げられる。
●ソ連のガガーリンが 人類初の宇宙飛行。「地球は青かった」
●コカ・コーラ輸入自由化
食のブーム/新商品
明治マーブルチョコレート
森永エンゼルパイ/クリープ
1962(昭和37年)
米国よりバブコック種鶏の導入開始。当時の「経済能力検定」において優れた産卵能力を示し、抗病性も高いハイブリッド改良種だったのがバブコック。
●国産旅客機YS-11誕生
●首都高速1号線開通
●東京都1,000万人都市へ
●『コカ・コーラ』全国発売
食のブーム/新商品
明治アーモンドチョコレート
きゅうりのキューちゃん
大正製薬リポビタンD
1963(昭和38年)
日本ビッグダッチマン株式会社を設立。同社製品の国産化とともに、本国からの駐在技術者の下でメンテナンスなども行う。名古屋営業所を開設、資本金2,000万円に増資、本社を互助会ビルに移転。
●坂本九の「上を向いて歩こう」が「スキヤキ」として米国でも大ヒット
●ボウリングブーム
●卵価安定基金設立
●砂糖とバナナの輸入自由化
食のブーム/新商品
サントリービール発売
ハウスバーモントカレー
ケロッグコーンフレーク
日清焼そば/ナボナ
1964(昭和39年)
広島営業所、福岡営業所を開設。
●第18回オリンピック競技大会が東京で開催
●東海道新幹線開通
●電子レンジ登場
●「外食」が庶民の生活にも根付く
食のブーム/新商品
カルビーかっぱえびせん/不二家ネクター
1965(昭和40年)
資本金4,000万円に増資、専用倉庫設置(川口市)。米国ピルチ原種農場と原種鶏導入に関する長期契約締結。原種鶏(GP=グランド・ペアレント) とは、一般的に取引される種鶏(PS=ペアレント・ストック)の親の世代にあたる。
●いざなぎ景気(高度経済成長時代の好景気)本格化
●日本が国連安保理の不常任理事国へ
●エレキギターブーム
食のブーム/新商品
大塚オロナミンCドリンク
カバヤジューC
1966(昭和41年)
米国バブコック原種農場と原種鶏導入に関する長期契約締結。関連会社株式会社日本ピルチ原種農場設立。三重県員弁郡大安町にピルチ原種農場(現・大安農場)を開設。
●日本の人口が1億人を突破
●ザ・ビートルズ来日公演
食のブーム/新商品
グリコポッキーチョコレート
サンヨー食品サッポロ一番しょうゆ味
亀田製菓柿の種
1967(昭和42年)
仙台営業所を開設。関連会社・株式会社 岩瀬農場(現・岩瀬ファーム)を設立。採卵能力が優秀だったバブコックの原種鶏飼育が目的。羽田空港に近く初生雛が空輸しやすいなどの好立地から同地が選ばれた。
●ミニスカートで一世を風靡したツィッギーが来日
●飼料安定基金設立
●初の回転寿司「元禄寿司」が開店
食のブーム/新商品
立ち食いソバ屋人気。スタンド式飲食店広まる
嘘つき食品の問題化
食用色素の使用禁止
1968(昭和43年)
米国ビッグダッチマン社と技術援助契約締結。
●川端康成がノーベル文学賞受賞
食のブーム/新商品
大塚食品、初のレトルト食品「ボンカレー」発売
レトルト食品ブーム始まる
明治カール
1969(昭和44年)
三重県一志郡一志町(現・津市)に一志農場を開設。三重県は日本列島の中央に位置するため、全国に種鶏を輸送するのに有利と判断したため。
●アポロ11号が月面着陸に成功
●東名高速道路完成
●2ドア式冷凍冷蔵庫発売
●酒類輸入自由化(バーボン、ブランデーなど)
●自主流通米制度発足
●飲食業の資本自由化
食のブーム/新商品
明治アポロチョコ
UCCコーヒーミルク入り
ファミレスやファーストフードの普及で、外食は身近なものへ。
1969年に国内への外貨資本の参入が自由化され、70年代には米国からケンタッキーフライドチキンやマクドナルドといった外食企業が上陸し、大手のファミレスやファーストフード店も開業する。
それまで、洋風の外食はホテルやデパートなどでの非日常的な“贅沢な食事”であったが、飲食店が大都市から全国へと広がるにつれ、身近なものへと定着していった。
また、現在ではファーストフードなどの影響で当たり前となっている“立ち食い”が、この時代から普及する。
1970(昭和45年)
●新合成甘味料開発。
●ケンタッキーフライドチキン大阪万博に初登場。11月には名古屋に1号店。
●ダンキンドーナツ1号店が銀座に。
●自動販売機が100万台を突破。10年前の100倍に。日本自動販売機工業会調べ。
●カドミウムによる汚染米が問題化。
1971(昭和46年)
●日清食品、初のカップ麺『カップヌードル』発売。
●マクドナルド1号店が銀座三越の1階にオープン。1個80円で1日の売り上げは100万円を記録した。
●ミスタードーナツ1号店が大阪府箕面市に。
●象印マホービン、電子ジャー発売。
●ヱビスビール復活。
●ワインブーム始まる。しかし単なるブームに終わらず以後着実に需要を伸ばす。
●グレープフルーツなど20品目の輸入自由化。
1972(昭和47年)
鹿児島営業所を開設。
●沖縄返還、沖縄県発足
●当時の田中角栄首相が「列島改造論」発表
●中国国交正常化に伴い上野動物園にパンダ寄贈
●冷蔵庫の普及率97%。
1973(昭和48年)
岩瀬農場(現・岩瀬ファーム)を株式会社日本バブコック原種農場と改称。オランダ・ステッヒマン社と業務提携。日本政府の食肉加工品輸入自由化に伴いハムなど食肉加工品の輸入を本格化。
●第一次オイルショック
●円変動相場制へ移行
食のブーム/新商品
輸入ワイン/アイスクリーム
トマトジュース ヒット
浅田飴シュガーカット
1974(昭和49年)
資本金6,500万円に増資。
●炭鉱の閉鎖進む。長崎県・端島 (通称:軍艦島)も無人島に
●セブンイレブン日本1号店オープン
●長嶋茂雄選手が現役を引退
1975(昭和50年)
関連会社東西マシン株式会社設立。
●沖縄国際海洋博開催
●ベトナム戦争終結
●第1回先進国首脳会議(サミット)フランスで開催
●外食産業市場規模10兆円台突破
食のブーム/新商品
カルビーポテトチップス発売
紅茶キノコ大流行/ペヤングソースやきそば
明治きのこの山/森永ハイチュウ
森永カリンチョ
1976(昭和51年)
資本金1億3,000万円に増資。
●モントリオール冬季五輪においてナディア・コマネチが10点満点連発
●ロッキード事件
食のブーム/新商品
たい焼きブーム
ヤマザキナビスコチップスター
明治ポポロン
1978(昭和53年)
米国イントラコ社(INTRACO)と総代理店契約締結、同社のケーブルベイ自動給餌システム機器類の輸入販売を開始。米国ジェニー・オーフーズ(JENNIE-O Foods)社と総代理店契約締結。同社の各種ターキー加工品の輸入販売を開始。
●新東京国際空港(成田国際空港) 開港
●円高進み1ドル200円台に
●映画「サタデーナイトフィーバー」の大ヒットでディスコブーム到来
●牛肉・オレンジ輸入枠拡大
食のブーム/新商品
千円ワイン発売でワインブーム
自然食品,無添加食品ブーム
ハウスとんがりコーン
東洋水産赤いきつねと緑のたぬき
1979(昭和54年)
●電子レンジ普及率30%超える。
1980(昭和55年)
●大塚製薬『ポカリスエット』発売。スポーツドリンクブーム。
●カルシウム添加食品次々登場。
●日本の食品輸入額が3兆3883億円で世界第1位になる。
創業以来、順調に日本の養鶏畜産業を牽引し
事業を拡大してきた東西産業貿易。
ところが1970年代後半から、成長分野であった養鶏産業は成熟期を迎え、
その業績に翳りが見えはじめる。この難局を乗り越えるため
坂本伸夫は会長に、弟の伸明が社長に就任して事業再生に着手。
主力分野である機械部と成長分野である食品部の
ふたつの部門を推進力に、試練の時代を抜け出した。
試練を発展へと転換し、バトンを繋いだ技術系経営者。
第二代代表取締役社長
坂本 伸明
Nobuaki Sakamoto
在任期間/1981年(昭和56年) – 1998年(平成10年)
食のグローバル化・グルメブームの到来。
1980年代は“飽食の時代”と言われ、空前のグルメブームが巻き起こった。60〜70年代にフランスで修業したシェフが帰国し、レストランを続々とオープンさせ、フランス料理ブームが起きる。その後も、エスニック、飲茶、激辛、といったヨーロッパやアジア料理のブームを経て、88年頃からの“イタメシ”ブームにつながっていく。男性誌でもグルメ特集記事が組まれるなど80年代の食は“ファッション”であり、人々は“情報”で食を楽しんだ。
1982(昭和57年)
株式会社 日本ピルチ原種農場合併。資本金1億3,500万円に増資。茨城県石岡市に専用倉庫を設置。この頃アメリカ製品に代わりドイツ・ビッグ ダッチマン社製の直立多段ケージに着目、画期的な自動化システムは大きなブームとなる。石岡倉庫設置はその在庫管理のため。
●東北新幹線・上越新幹線開業
●カード式公衆電話・テレホンカード登場
食のブーム/新商品
ビタミン・健康食品(小麦胚芽油・豆乳・ビタミンEなど)ブーム
すり身を使った「もどき食品」が300億円市場に。
1985(昭和60年)
イスラエル タマプラスチック・インダストリー社のプレスチックネスト(産卵・集卵システム)の輸入販売を開始。
●科学万博つくば85開催
●NTTが初期携帯電話「ショルダーフォン」を発売
●ペットボトル登場
●国内卵価(1kg)271円
食のブーム/新商品
激辛ブーム(ラーメン・スナックなど)
和食,和食店が人気
チョコレート市場にバレンタインデー定着
ビックリマンチョコ/明治いも作くん
カネボウフーズハンコください!!
1986(昭和61年)
宮崎営業所を開設。
●チャールズ皇太子ダイアナ妃来日
食のブーム/新商品
グルメブーム到来
麦芽100%ビールのブーム
高級日本酒(吟醸酒生酒)が人気
第一三共リゲイン
サントリーフーズハチミツレモン
1988(昭和63年)
札幌事務所を開設。
●青函トンネル開通
●ソウルオリンピック
●GATT理事会農産物8品目自由化へ
●産業捕鯨全面禁止
食のブーム/新商品
森永ぬーぼー/ケンちゃんラーメン
1989(昭和64年)
水産物の輸入販売を開始。
●昭和天皇崩御、新元号は「平成」に
●ゲームボーイ発売
●渋カジ流行
●ベルリンの壁崩壊
食のブーム/新商品
イタめしブーム。翌年にはティラミスが大ヒットし、スイーツ戦国時代へ。
輸入牛肉自由化開始
エコマークの商品スタート
はちみつレモン爆発的ヒット
ビタミン剤リゲインヒット
サントリーフーズ鉄骨飲料
永谷園おとなのふりかけ
森永ICE BOX
大塚ベバレジジャワティストレート
“自分へのご褒美”としてのグルメ、“簡単志向”の加速
男女雇用機会均等法などがきっかけとなり、働く女性が増えた時代。自由な時間と財布を持つ女性の層が厚くなったことで女性主導の流行が起きた。
一日の終わりに“自分へのご褒美”として、好きなスイーツや酒、おいしい食事を摂ることで仕事の疲れを癒そうと考える女性たちの新しい価値観が男性にも影響を与え、流行を牽引する。
また、家事に費やす時間の短縮が時代のニーズとなり、簡単志向が叫ばれるように。中食市場が発展し、冷凍食品やレトルト食品、インスタント食品へのニーズが加速する。
1993(平成5年)
ホーメル社と総代理店契約締結。同社の各種ハム・ソーセージ・ベーコンの輸入販売を開始。株式会社日本バブコック原種農場合併。
●徳仁皇太子、雅子さま御成婚
●サッカー「Jリーグ」開幕
●バブル崩壊
食のブーム/新商品
ナタ・デ・ココヒット
キャロット飲料ヒット
大塚製薬エネルゲン
1994(平成6年)
資本金2億8,704万円に増資。八戸出張所を開設。
●リレハンメル五輪ノルディック複合団体で日本が連覇
●関西国際空港開港
●向井千秋さん宇宙へ
●平成の米騒動勃発(タイ米ブーム)
●米産リンゴ輸入解禁
●円高で生鮮野菜の輸入急増
食のブーム/新商品
森永製菓ウイダーinゼリー
ロッテトッポ/湖池屋ドンタコス
キリンきりり/森永乳業パンナ・コッタ
バブル崩壊から10年。ゼロ成長、デフレ状況と景気が低迷する中、
知恵と工夫で成長を続けた東西産業貿易は
来るべきネット時代に対応すべく本社ビルを新たに建設。
さらにチックテスター、養鶏産業に続く第三のイノベーションを巻き起こす。
食品部門の主力アイテムである輸入スモークドターキーが、有名テーマパークへの大型受注獲得に成功。
「成長の食品部門」から、ついに年間200万本出荷の大ヒット商品が誕生した。
新卒入社からトップへパブリックカンパニーを推進した改革者。
第三代代表取締役社長
村田 良樹
在任期間/1999年(平成11年) – 2014年(平成26年)
Yoshiki Murata
食への不信、手作り料理への回帰
2000年代は食中毒や食品偽装など、食の安全性を考えさせられる事件が相次ぎ、家庭の味が見直されるきっかけになった。
食材の成分や栄養分などに注目が集まり、食生活に自然素材を活用する流れから様々な素材がブームとなるなど、健康への意識、スローフードへの意識が高まる。
インターネットでは、グルメサイト、レシピサイトが盛り上がりを見せる一方、Amebaブログ・ブロガーの台頭で“いただきますの前に写真を撮る”がこの頃から始まるようになる。
2001(平成13年)
仏・ボラベン社のターキー加工品の輸入開始。前年の2000年に米国で大規模な鳥インフルエンザが発生。ターキーの輸入代替企業として辿り着いたのがボラベン社である。以降リスクヘッジのため、同一のレシピで製造可能な海外の優良企業数社と契約。
●21世紀が幕開け
●大阪「USJ」開園
●東京ディズニーシーオープン
食のブーム/新商品
健康関連番組が火付け役となり「寒天」や「黒酢」が食トレンドにランクイン。番組で紹介されると毎週のようにスーパーマーケットでの売り切れが相次ぐ
2006(平成18年)
東西マシン株式会社合併。
●モバイルSuicaサービス開始
●任天堂がWii発売
食のブーム/新商品
サントリーフーズ黒烏龍茶
生キャラメル
クリスピー・クリーム・ドーナツ
2007(平成19年)
九州営業所を移転。
●第1回東京マラソン開催
●郵政民営化スタート
食のブーム/新商品
セブンプレミアム
2008(平成20年)
九州営業所(現 熊本営業所)に商品展示場を開設。
●アップル「iPhone 3G」発売
●北海道洞爺湖サミット開催
●リーマン・ショック
“映える”がもう一つの食の概念に
スマートフォンが浸透し、情報配信のプラットフォームはブログからSNSに移った。料理は“まず撮影してから食べる”ことが当たり前の光景となる。食は単に味を愉しむだけでなく、視覚的に“映えるか”が重要な軸となり、色々なSNSによって画像や動画が即時拡散され、その反応も含めて愉しむものとなった。
2010(平成22年)
仏・ノボジェン社と総合代理店契約を締結、種鶏の導入開始。ノボジェン社はEU諸国をはじめ世界各国で種鶏が導入されている期待の新興育種企業である。
●小惑星探査機はやぶさ帰還
●東北新幹線全線開業
食のブーム/新商品
食の安全やオーガニックへの注目から、スローフード、カフェ飯と呼ばれるワンプレートごはんが流行。
iPhone発売やパンケーキ大ブームなどの影響から「いただきます」の前に写真を撮る文化が定着。
エスビー食べるラー油
ローソンプレミアムロールケーキ
午後の紅茶エスプレッソティー
サントリーオールフリー
ロッテザクリッチ/ストライド
2013(平成25年)
岩瀬ファームに太陽光発電設備を設置。同ファームではすでに循環型農業への取り組みも開始。環境に配慮した畜産業・農業のモデルケース構築を目指している。
●富士山が世界文化遺産に登録
食のブーム/新商品
高級料理の低価格
立ち飲みスタイル
コンビニコーヒー競争激化
パイナップルケーキブーム
コンビニコーヒー/果莉那-Carina-
エッグベネディクト/グラノーラ
ハチミツみそ/ヘルシアコーヒー
金の食パン/俺のフレンチ・イタリアン
無印商品のバターチキンカレー
原宿ポップコーンブーム
2014(平成26年)
旭川営業所、大阪営業所を開設。中部営業所開設(現・三重営業所)。大安農場に太陽光発電設備を設置。
●ソフトバンクが人型ロボット発表
●ソチ五輪フィギュアで羽生結弦が金メダル
●「あべのハルカス」が全面開業
食のブーム/新商品
Instagram「インスタ映え」が食トレンドの1つの軸に。
グラノーラブーム
熟成肉ブーム
吉野家牛すき鍋膳/伊右衛門 特茶
大人向けお菓子(大人向けキットカット、ポッキー、きのこの山、たけのこの里、チョコボールなど)
プレミアムスイーツ/ビスケットサンド
2013年に設立60周年を迎え、次の時代への歩みを始めた東西産業貿易。
設備・情報・考え方、いずれも時々の最新をもってこの国の養鶏畜産業の発展に取り組んできたが、
常に変わらないものがある。それは企業としての理念。
「信頼、活力、魅力ある企業で農業、畜産、食品を通じて人類、社会の進歩発展に貢献する」
その想いを胸に、もうひとつ、前へ。
グローバルな感性でIT時代の養鶏畜産業を拓く、国際派ニューリーダー。
第四代代表取締役社長
槇 章介
Shosuke Maki
在任期間/2015年(平成27年) – 2020年(令和2年)
2016(平成28年)
大阪営業所を移転。
●ポケモンGOが世界各国で一大ブーム
●オバマ米大統領が広島を初訪問
食のブーム/新商品
クロナッツ/プレミアムチーズケーキ
ワッフルパンケーキ/コールドブリューコーヒー
ティラティス/名古屋飯
グルメバーガー/乳酸菌ショコラ
2017(平成29年)
福岡営業所を開設。
●桐生祥秀が陸上100mで日本人初の9秒台達成
●上野動物園でパンダ「シャンシャン」誕生
営業所設立
食のブーム/新商品
甘酒/ハイカカオチョコレート
チーズタッカルビ/明治 ザ・チョコレート
クラフトボス/コイケヤPRIDE POTATO
ロールアイス/カップケーキ
和スイーツ/日清カレーメシ
2020(令和2年)
石岡に新倉庫を設置
新倉庫竣工
大阪と福岡、ふたつの営業所開設は東京の一極集中を分散させるという目的もあった。槇就任後は、海外の取引業者と国内の生産者の関係をより密接にするための取り組みをはじめ、あらゆるつながりを強化する体制に向かい始める。これまでの4部門による顧客サービスはもちろん、BtoBからBtoCへ、FacebookやTwitterといったSNSを活用して個人への発信も開始。そして、2020年。新型コロナウィルスがかつてない社会危機をもたらしたのを機に、このリスクをチャンスへと変えていく。
挑戦は、続く。